女性性と男性性の分離と統合#1
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
2022年最初の投稿はここ数年で私が体験した「冥界くだり」について書こうと思ったのですが、今日はその前に男性性と女性性についてのお話を先にしておきたいと思います。
冥界くだりは、真の女性性を知るための旅なので、男性性と女性性とは何かをざっくりとでも理解してから読んでいただく方が、より深く受け取っていただけるのではないかと思います。
というわけで、またもや説明くさい文章ですが、書いていきます!
性に対する新しい捉えかた
私たちは生物学的に女性であれ男性であれ、精神的には二つの性質を併せ持った存在です。
だからこそ、両方の性質を深く理解し、どうやって「私」として統合していくか取り組むことは、人生の充足感や自分らしさの発揮に大きく関わります。
医学的研究においても最近では、完全な女性も完全の男性もおらず、一人一人が女性と男性の間にいるとされてきているんです。
私は1年ちょっと前くらいにNHK BSの番組で「性スペクトラム」という研究が特集されているのを偶然みて、「おぉ、医学の分野でも性の捉え方はもうここまできているのか!」と感動しました。
女性か男性かを対立させて、「どちらか」に分類するという考えはもう過去のものなんですね。
女性性は肉体と密接な関係
女の役割、男の役割を全うする親世代を見て育った私たちは特に、「女性とはこう」「男性とはこう」という固定概念が強くあり、それと自分が違いすぎて葛藤したりすることもたくさんあったように思います。
だけど、これからは自分の女性的な性質(女性性)と男性的な性質(男性性)がどうバランスをとっていくのかに注目していくことができる時代になりました。
とはいえ女性の場合、肉体の訴えかけを無視したまま女性性と男性性が統合するのは、とても難しいのです。
(ということをここ3年で身をもって経験しました・・・)
いくら心が男っぽくても、肉体から「あなたは女だよ!」と訴えかけてくるでしょ?
毎月の生理がそうだし、ホルモンバランスで簡単に感情は乱れます。
いくら男性並みにバリバリと働いても、体がストップをかけてくる。
出産には適齢期があることも、女性が肉体を意識せざるを得ないことに繋がっています。
「肉体と密接」
これこそ、女性性の大切な要素なのです。
一方、男性性は意識と密接です。
進化成長を求めること、結果を出すこと。そしてそれに向かって努力を惜しまないこと。
理想の自分を思い描き、それに向かって邁進する。完璧を目指す。
光としての男性性のイメージがここにあります。
女性性と男性性の分離と統合
この二つの性質には必ず葛藤が起こります。
コントロールすることのできない肉体からの訴えかけと、理想に向かって突き進んでいきたい意識は折り合いがつきません。
ではその折り合いがつかないことをどうやって解決してきたのでしょう?
私たちは男性化した社会で生きていますから、女性たちが選んできたことも「男性性的な解決法」です。
生理痛には痛み止めを、妊娠できないなら不妊治療を、落ち込みには精神薬を・・・
これはいいか悪いかの話ではなく、「合理的ですぐに結果の出る解決法」という意味でとても男性性的なのです。
その背後で忘れ去られているのが
「そこに至ったプロセス(なぜ薬が必要なくらいの生理痛が起こることになったのか必ず理由があるとか)」と
「立ち止まってあるがままの自分をまず受け止めなさい」
という女性性からの訴えです。
これを受け取るには痛みを伴いますよね。
内面と向き合うと、傷に出会いますから。
男性性的な解決は、痛みを忘れるという意味では即効性があると思います。
でも、根本的に何も変わっていないので、形を変えてはまた繰り返し「苦しみ」として折り重なってくる・・・
これが女性性と男性性が手を組んでいない、分離した状態と言えます。
では、女性性と男性性が手を組んだ、統合した状態とはどういうものか?
長くなったので、次回に続きます!
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