長年引きずった自己嫌悪を解放した方法(私の場合)

ここのところ、イラストばかり描いていまして、ブログを放置状態にしていました。汗

8月に入り、ブログの各ボタンをようやく整理しまして、プロフィールもリニューアルしていますので、よかったらご覧ください!

会社員時代からここに辿り着くまでの流れをまとめて書いています。

昔の古い写真も載せています!笑

また冒頭には、佐藤先生に撮っていただいた、人物紹介の動画も貼っていますので、ぜひ!

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自己嫌悪に陥っちゃうとき

昔のイタい自分を思い出して、急にブワ〜っと自己嫌悪感が湧き上がってくる・・・

そんな経験、ありませんか?

私、昔の仕事の打ち上げで強制参加だったコント大会で女子プロレスラー役をやったときがあったんです。(どんな仕事や)

結構調子に乗って「コンノヤローーーー!!!!!」とか大勢の人が見る中でがんばったんですよね。

で、終わってからふと「あれ、すっごくサブイことしたんじゃないの、私!?」って急に湧いてきちゃって。

「すっごくイタい感じで、みんな引いたんじゃないの!?私そういうキャラじゃないのに!!」って妄想が止まらなくって。笑

当時は「周りの期待している自分」になろうとがんばっていたので、もうどうしようもなく恥ずかしさに苛まれ、自己嫌悪で自己嫌悪で、ドーンと落ち込んでしまった、ということがありました。

もう15年以上前の出来事なんですけどね。

割と最近まで、1年に1回くらい、ふと思い出しては、「ひー!恥ずかしい!穴があったら入りたい!」と、まるで今それが起こったかのように反芻してしまってたんですよ。

こうして改めて文章にしてみると、かわいいじゃないの、って思うのですが、もうそれを思い出すと、どうしようもないくらいの嫌悪感でね。

「理想的に振る舞えない自分」に対して、そんななる!?って、冷静に考えると滑稽なものです。

何度も思い出す出来事に潜む本当の気持ち

しかし自我がとらわれているところって、俯瞰できないんですよ。

すごく視野が狭くなって、子供みたいになっちゃうんです。

で、今はその発作のようなものは出てこなくなったのですが、出てこなくなった理由は二つあります。

一つは、発作の時に「ヒィ〜〜〜!恥ずかしい〜〜〜〜!!!!」という気持ちから逃げないで、感じ切ったこと。

これは実はとても深くて、普段からの土台作りが重要です。

その土台とは「自己受容」です。

普段からあるがままの自分を受け止めるベースを作っていないのに、いきなり大きな自己嫌悪を受け止めるのは、ちょっと無理がある。

普段から「どんな気持ちが出てきても大丈夫」という姿勢をコツコツ作っていくことが何より大切です。

そしてもう一つは、「自分が自己嫌悪に苛まれる時に背後にある恐れ」を理解したからです。(謎が解けた感じ)

そこではエニアグラムが大活躍。

「理想的な振る舞いをできない自分」よりも、もっと深いところには「全体を見れていなくて愚かな自分が本当に嫌だ」と思っている私がいるのを見つけたのです。(それが結構最近の話)

で、よく考えたらその嫌な感じって、私が感情的になるキッカケやん!と気づきました。

気づいたらこっちのもんで、丁寧に受け止めていくことができますし、当時の自分を労い、未来の私が気づいたことを伝え、感謝することができます。

すると、その出来事へ感じ方が変わっていきます。

これが「過去が書き換わる」ということですね。

過去が書き換われば、同時に未来も書き換わります。

今、当時のことを思い出して感じるのは「そんなことあったなぁ、すごい恥ずかしかったんだよなぁ」というフラットな感覚です。

「あなたのおかげで、どうやって自己嫌悪を解放したらいいかわかったよ、本当にありがとう」と、当時の自分に言ってあげました。

その恐れは人から見ると大したことがなかったりする

「全体が見えてないなんて当たり前じゃない?なんでそんなことにこだわるの?」と思う人もいます。

また「全体が見えてなくて愚かっていうその感じ、なんかわかるかも〜」という人もいます。

これが自我のタイプが同じ(または近い)なのか、そうでないのかで、全然違ってきます。

エニアグラムで言うと私はタイプ5で「知識で人の役に立ちたい。」と願い、その大元には「無能への恐れ」があります。

無能を恐れるがゆえに、知識にとらわれるんです。

これはタイプ5の持つ才能、本質につながる大切なコネクトポイントなので、「本質の自分が仕掛けた恐怖」と私は捉えています。

この恐怖を強烈に感じて突き動かされるのはタイプ5だけです。

(他のタイプでも知識で役に立ちたいと思うことはあっても、恐れで突き動かされるという感じではないはず)

周りには「なんであなたが無能を恐れるの??」と不思議にうつります。

普段、恐れを解消しようとたくさんの知識を身につけ、それで人の役に立とうとがんばっているからです。

周りから見れば、タイプ5はとても無能に見えないはずです。

この辺のカラクリが本当に面白くて、好きなんですよね。

でもね、自我にとって不都合な事実の受け止め方を知らないと、図星すぎて嫌になって遠ざかるとか、都合のいいところだけ解釈して肝心なところは見ないとか、起こりがち。

自我ってね、本当にうまいこと逃げますからね。

とらわれていることを知るだけでなく、それが自分の中で真実なのかどうか感じ(人に言われたからって自分にとってどうなのかはわからない)、真実ならばそのまま認めて受け止めることが大切です。

すると、そのとらわれた自我から自由になる道も見えてきます。

型(とらわれ)があるから自由がある

現代を生きる私たちの自我は、恐怖にとらわれています。

そのとらわれが「自我の型」です。

エニアグラムを追求していて思うのは、やはりその型は誰にでも例外なくあるなということ。

自由を求める精神の背後には必ずとらわれがあります。

自由が自由として存在するには、相棒が必要。

それが制限、型、とらわれ。

そう思うんですよね。

自分の型を知って、感じて、受け入れて、解放して、自由になっていくために、私が取り組んできて、手応えを感じまくっていることを皆さんと今後も分かち合っていきます。

そのために、秋からセミナーやワークショップなど計画中です。

これからはもうちょっとマメにブログを更新します!

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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