一番大切な存在を失った地獄と天国
こんなに早くこの悲しいお知らせをする日が来るとはまったく思っていませんでした。
残念ながら、私の最愛の犬こころが2日前に天国へと旅立ってしまいました。
まだ9歳でした。
8歳になったくらいから体調のトラブルが少しずつ出てきていたのですが、すぐに復活できていたので今回もそうだと思っていました。
でも、あれよあれよという間に、本当にわけがわからないまま、どんどん悪化してしまい、あっけなくすーっと眠るように旅立ちました。
亡くなった直後の顔は「ふぃ〜、終わったぜ」と言っているかのような、温泉にでも入っているかのようなそんなリラックスした穏やかな顔でした。
(その後時間が経つといつものキュートな笑顔に戻りました)
あぁ、楽になったんだな・・・
私はすぐには現実を受け入れられずパニックになり、泣き叫びながらも、そう思いました。
まだ2日しか経っていないので、もちろん悲しくて寂しくてどうにかなりそうでもあります。
けど、こうして文章にすることで整理できる部分もあるので、書いてみようとしています。
こころが旅立ってからは、天国と地獄の両方を行ったり来たりしていました。
(こころじゃなくて、私がですよ)
「さみしいけどよくがんばったね!ありがとう!」という安らぎの天国。
「どうしてこうなってしまったの?私の何が間違っていたの?」という自分責めの地獄。
この地獄はなんて苦しく辛いことか。
今さらそれを考えてもどうすることもできないのに、ずるずるとこの考えにはまり込むともうどうしようもなく泣き叫びたくなります。
そんなことしてもしょうがないとわかってはいてもショックすぎて無力感に襲われ、自分責めの地獄にずるずるとハマっていた時、ふとLINE通知が鳴りました。
仲間からの「こんな思い出が出てきたよ〜」的なお気楽なLINEでした。
この彼女にはこころのことを伝えようと思っていたところだったので、伝えました。
すると、彼女の妹さんは亡くなった動物と話せる人だということで、速攻で繋いでくれて、今こころがどうしているか聞くことができました。
LINEが来てから1時間も経たないくらいで、こころの様子を教えてもらえました。
「こころちゃんは『ほな、さいなら』という感じでシッポをふって、すでにあっちの世界で楽しそうにしています。
今回のことはこころちゃんが自分で決めたこと。こころちゃんの意志です。
だから、こころちゃんが決めたことを尊重してあげることが一番の供養です。
こころちゃんはもうシッポをふって楽しそうにしているのに、飼い主さんが泣いているとびっくりします。
ちなみにあちらの世界に会いたい存在(犬?)がいるみたいで、今はそっちに興味が向いていて、あまりこっちのことを気にしていません。
『お船に乗って、もうみんなに可愛がってもらっているから安心して〜』と言っています。」
要約ですが、こんなメッセージをもらいました。
これを聞いてね、もう一気に楽になりました。
あぁ、やっぱりこころがもうお空に帰るって決めたのか、と。
(じゃないとおかしいくらいあっさり行ってしまったから)
そしてもう行きたい場所に行って、楽しくしているのかと。
そして、私の母も嘆き悲しんでいる私にこう言ってくれました。
「今のこの子の顔を見てみ。
こんなに安らかで幸せそうな顔してさ。
この顔がすべてやねん。これがこの子の人生の答えよ。
幸せだったってことよ。寿命をまっとうした証よ。
長生きしなかったとか、他と比べたらあかん。」って。
(母、偉大すぎ)
そんなみんなの支えで私は地獄から抜け出しました。
もう一度、自分の意志を真ん中に据えなおして、こころの選択を尊重し
「うちの子になってくれて本当にありがとう。
こころちゃんは本当にたくさんの人を笑顔にしたね。
そんなこころちゃんの飼い主で私は誇らしいよ」
と安らぎの心で言えるようになりました。
(と言いながら、寂しくて泣いてますけどね)
最後に改めて、こころのことを愛してくださった皆様、ありがとうございました。
こころも喜んで笑顔でいると思います。
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