安全圏の外にいる本当の私に会いに行こう

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約２年前に「弱みを才能として見直していく」というテーマのコンサルティングを受けてくださったさゆりさん（仮名）。

自分の本当の良さを自分自身が深く認めることでセルフイメージが変わって、ずっと失敗していたダイエットに成功したケースとしてご紹介させていただきました。

今回はその後のさゆりさんのことをご紹介したいと思います。（↓この記事は1年8ヶ月前のもの）

ただ痩せただけじゃない

約２年を経た今、トータルで12キロくらい痩せたそうで、肌艶もよく健康そうで、さゆりさんに似合う素敵なファッションを楽しんでおられます。

正直な話、50代って急激に痩せると下手したら老けると思うんですよ。

だけど、さゆりさんの場合は全くそんなことがなくて。

会うたびに綺麗になっておられて本当にびっくりなんです。

でね、ダイエットが大成功したことも、素敵になられたことも、

「ただ単に痩せただけじゃないからだ」

と私は思っています。

さゆりさんはエニアグラムタイプ９なので、心が乱されることを避け、現状維持で心の平和をはかろうとするというのが元々の性格です。

平和主義であるからには、やはり何かを諦めたり我慢したりすることも多く、それが習慣づいてしまいがちなのも特徴。

でも、さゆりさんはそういう自分の性格をまるごと認めた上で、

「諦めたり、我慢したりするのはもう手放そう」

と歩き出しました。（これってタイプ９にとってすごいこと！）

そして、ダイエットの成功を皮切りに、他にも本当にやりたかったことをやり、なりたい自分になるための行動をこの２年間し続けてきました。

つまり、「私は望んでいることを諦めたり我慢したりしない」というそもそもの「在り方」から変わっていて、その一つの結果がダイエットの成功だったということ。

そしてそんなふうに結果が目に見えて出てくると、自信もついてきますし、ますます行動的にもなれますよね。

「痩せる」という結果だけを求めてがんばっていた頃には成功しなかったダイエットも、

「私は私でいいんだ」とありのままを認めた上で、

「なりたい私になりたい、なるんだ」という意志が目覚めたことで

意外にも簡単に成功しました。

この「意志の目覚め」が大きく変化する時には起こるんですよね。

自信がなかった私の意志の目覚め

私にもさゆりさんのように一気に意志が目覚めて大きく変化した経験があるんです。

10年くらい前に、私はホメオパスとしてそれなりに成功はしていたものの、ずっと自信が持てずにいました。

今思えば、自分がどう見られるかばかりを気にしていて、本来の「クライアントさんを健康に導くんだ」という強い意志が心の奥に眠ったままだったんです。

そんな頃に個人セッションを受ける機会に恵まれて、「クライアントさんにどんな未来を提供しているのか」を冷静に見直した時に、「私にしかできない素晴らしいことを既に今しているんだ」と気づくことができたんですね。

やっと自分のパワーを認めることができたんです。

で、そう認めた次の瞬間にはもう「今のままじゃダメだ〜〜〜〜！！！！」と目が覚めたんですよ。笑

「私の力を最大限に発揮するには今の仕事のしかたじゃ不十分だ。

だからもっと最大限にお役に立てるような形に変えていかなきゃ！！！！」と思ったんです。

「自分がどうか、とかじゃなくて、とにかくやるんだ！」という強い意志がブワ〜っと出てきて。

そこから寝る間も惜しんでメニューを考えて、ブログを書いて・・・

次の月には収入が４倍以上になり、ずっとそのレベルで継続していけるようになったんです。

ものすごい変化でした。

今ここの自分を深く認めて、眠っている本当の意志が目覚めると、そのくらい現実を変えるパワーがあるんです。

日常から自分を幸せにする意志をもつ

で、先日またさゆりさんにお会いしたのですが、私がこないだ書いた記事を読んでくださっていて。

「自分を変えるって本当に意志なんだってあの記事を読んで本当そうそう！って思いましたよ」と言ってくださいました。

ダイエットするからといって「痩せるぞ〜！」という意志を持つんじゃないですよ。

それもあるとは思いますけど、根本は「自分を幸せにする意志」です。

さゆりさんは

「諦めて我慢することを手放した」＝「自分を幸せにする意志を持った」

ということです。

私やさゆりさんのように、ターニングポイントがやってきて、ブワ〜っと意志が目覚めて一気に動き出すというパターンもありますが、「意志をもつ」というのは、日常の小さなところからいつでも可能なものです。

（そのことを↑の記事に書いています）

あとは知恵ですね。どうやって自分を導くのかという知恵。

その意志と知恵があると、どんなに辛くなって感情に飲み込まれたとしても、必ず自分を救えます。

さゆりさんがその体験をこう表現してくれました。

「どんなに波に呑み込まれても、目の前に浮き輪がちゃんとある感じ」

本当にそんな感じ！

自分の心は自分で救うことができる。

そんな意志の目覚める道筋や自分で自分を導く知恵をこれからもたくさんシェアしていきたいと思っています。

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奥 敬子

奥　敬子 心理コンサルタント 1972年神戸生まれ。 阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社 PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。 多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。 日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。 2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。 ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。 現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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