無条件の愛を求める私たち

無条件の愛を無意識に求め続けている・・・

人の争いの根本って突き詰めればこれなのかなって思います。

友人との出来事

最近「無条件に愛してよ!」という自分の叫びに気づかされることがありました。

それは親しい友人から受けた提案に対して、私が強く反発した時の話。

わりと強めな「こうすべき」という私へのアドバイスだったんですね。

私はそれを「矯正される」という恐怖に感じてしまって、提案をはねのけました。

今となっては「なるほど〜、やってみるね!」でよかったのでは?という内容なんだけど、恐怖に飲み込まれた私は過剰反応しました。

そして怒られた。笑

(この歳でちゃんと怒られるって貴重よね)

久々に恐怖に飲み込まれる感覚を味わって、これはなんだろう?と内観してみました。

そして気がついたのは、私が母親との間に無意識に繰り返していたパターンと同じだったということ。

これ、私のかなり根深いパターンだったんですよ。

母との関係

実はうちって親戚にお坊さんがいたりして、信心深い家系なんですね。

その中でも特に母は信仰深くて、超真面目なんです。

それで、私たち姉妹は物心ついた頃から「ちゃんと仏様に拝まないと地獄に落ちる」としょっちゅう言われていました。

家の大きな仏壇を前に、地獄がどんなところかをリアルに語られ、本気で怯えていました。

それが4歳くらいから12歳くらいまで続いたんですから、なかなかですよね。

そんな母の支配に対して、私が身につけた防衛は、強烈な反発。

母親の言うことをぜっっったいに聞かないと心に誓ったんです。

だから反抗期がなかなか強かったんですよ。

そうしないと、心が死にそうだったんだと思う。

そして今でも、「こうすべき」と強く言われると、無意識のうちに「絶対にイヤだ!」という反発のパターンが浮上してきてたんです。

その内容がたとえ私にとってベストなものだとしても関係なくて、受け入れると自分がなくなりそうな感じがしてしまって。(完全に幻想ですよね)

それで「ごめんなさい、もう無理」って人間関係にシャッターガラガラしてしまったこともたくさんあったなぁ。

と、今さらながら謎が解けた。

恐怖を選ぶか、愛を選ぶか

で、これって結局、

結局「母親に無条件に愛されたかった」っていう想いの裏返しだったんですよね。

それが叶わない怒りや悲しみを私は反芻し続けていたという・・・

牛みたいに何度も何度も…

でも、気づいた時点でもうプロセスは終わりに近づいてます!

また次に同じようなことが起こった時にどうなるかな?ってことなんだけど、

少なくとも次は「あ、またこれだ!」とすぐに気づきます。

気づくことができたら、そこに選択肢が現れます。

今までと同じことをするか、それともフラットに戻って本当に行きたいほうに行くか。

それは恐怖を選ぶか、愛を選ぶか、という分岐点に立ってることを自覚して、自分の意志で選ぶということ。

恐怖を選ぶなら、「私は愛されない」という幻想を引き続き信じるということ。

愛を選ぶなら、今起こっていることの中に愛を見ることです。

今回の出来事に愛を見るなら、友人はとても客観的に私の修正すべきポイントを指摘してくれただけです。

結果としてこんな根本的なパターンに気づかせてくれたんですから、もう本当にありがとう!でしかない。

母の言動も私を愛しているからこそ、やり方はまずかったけどちゃんと育てたかったんだと思う。

そして母も無条件の愛を求めているんだと思うんです。

「私の言うことを全部受け入れて」って。

そんなことに気づいたら、次の日にさっそくやってきました。

母が「お盆に仏壇の前に座らないのは罪が重い」と。

キター!笑

「そうやって罪悪感を植え付けるのはもうやめて」と言いましたが、耳の遠い母には聞こえませんでした。

いや、罪悪感を私が感じるなら、それは私の問題だよね、と気を取り直し。

いつもなら「誰が座るか!」みたいな気分になるところなんですけど、今回は「ただ私がしたいからする」という想いで仏壇に手を合わせました。

ご先祖様には感謝しているから。

それが私の愛の選択だから、それを選びました。

自分や周りの人の中に愛があるかないか、ではなく、私たちは愛の中で生きている。

出来事によって過去の思い込みからくる恐怖が浮上することはあるけど、その度に気づいて手放していけばどんどん軽くなる。

そんなふうにしていると、どんな出来事も最後には「愛だったね」となるのかなと思っています。

セミナーで詳しくお話しします

愛を選ぶということは、ハートの声を選ぶということ。

今年に入ってから、自分のハートにつながり続けることを意識してきました。

するとね、いろんなことがすごいスピードで進展していくんです。

でも今回の話のように一見マイナスに思えるような出来事も起こりますよ。

それによって気づくべきことに気づけて、選び直すことができたり、

今の私にはもう必要がなくなった古い考えを手放したりすることにつながります。

だから、頭だけでなんとかしようとするのをもうやめて、ハートに従っていきませんか?

それってどういうことなのかをまとめて、
『“うまくいかない私”を卒業する ハートの統合セミナー』
としてお話しすることにしました。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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