揺れていこうよ人生は
ホメオパスとして活動していた頃も今も、「再び真ん中への導く」という本質としては変わりなく、同じことをしていますという話を前の記事で書きました。
ではその真ん中が健康で健全な状態なのだろうか?という話。
真ん中、中立、中庸というのは、「完全な調和」というイメージが湧きます。
ではその真ん中にずっと留まるとしたら?そんな状態あるのか?
感情の波もなく、フラットな状態…すべてをわかっていて、受け入れている状態…まさに悟りの世界ですよね。
私たちはその世界に憧れ、目指しながらも常にズレて揺れています。
体の健康から考えてみます。ホリスティックな観点から言えば「症状がない=健康」ではありません。
年に一回風邪を引くなど「症状があること」、つまり「揺れがあること」が健康とされます。
心も人生も、完全な調和を常に目指しながらも、動きがあること、揺らぎがあること。
それそのものが健全で健康な状態だということです。
だからそんなに心配しなくても、健全で健康です。
その揺らぎ方はそれぞれのとらわれの個性なので、向き合うと自分が何にとらわれてるのかがよくわかってきます。
とらわれがあるからズレて揺れます。
もちろん、あまりにもズレと揺れが激しい状態は病的と言えます。
体も心も。
激しいズレと揺れは、人生を見直せ!というメッセージであることが多いと思いますが、うちの姉みたいに激しくズレて揺れることで周りを目覚めさせるような人もいます。
ズレ揺れながら、とらわれに気づいて、本当の自分と出会い直していく人生もよし。
ズレ揺れっぱなし、とらわれっぱなしでも、知らないうちに周りを目覚めさせ、徳を積んでるような人生もよし。
人生いろいろ、咲き乱れますなぁ。

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奥 敬子
心理コンサルタント
2008年に開業。
当初はホメオパスとして、2014年からは心理コンサルティングとして、のべ4500人以上のコンサルティングを行なってきた。
40代半ばに子宮筋腫による貧血で動けなくなり、一時期休業状態に。
経済的にも精神的にも追い込まれる中で、苦しさから抜け出す手がかりとなったのが性格心理学のエニアグラムだった。
「一番感じたくない気持ちを無意識に避けること」が、うまくいかないパターンに直結していることに気づき、ネガティブな自己認識や感情の捉え方を根本から見直すことになる。
そして、「これだけは本当に困りものだ」とずっと抱えていた根源的な不安はいつでも力に変えられることを悟り、自らの気づきとエニアグラムを合わせてワークを作成。
お客さまたちにも試していただいたところ、いつも抱えていたお金や将来への不安が解消されたり、パートナーが突然優しくなったりなど、目に見える結果がそれまで以上に出やすくなった。
また、ネガティブな気持ちへの捉え方が根本的に変化するので、心持ちの変化が明確になっていった。
2021年8月から本格的に「心の陰陽統合コンサルティング」として提供を開始。
またエニアグラムを詳しく教える講座やワークショップなども開催中。

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