【体験談】なんでわかってくれないの?は自分をわかろうとしてないサイン(タイプ6)

超心配性のタイプ6

今日は個人コンサルティングを受けていただいているかおりさん(仮名)のお話です。

かおりさんはエニアグラムタイプ6で、とにかく心配性。

なのですが、コンサルティングやワークショップを受けるたびに、赤ちゃんを授かったり、生前贈与が突然あってマンションを購入したり、二人目を授かったりと、いつも大きな祝福が訪れる方です。

その際に何をしているかと言えば「自分を深く認めている」だけ。

かおりさんの場合は本当にそれだけで、毎度毎度、望んだことが舞い込んできます。

(嘘でしょ?という大きな変化を起こすのは断然タイプ6の人が多くて、その秘密は素直さと信じる力なんじゃないかと思っています。この話はまた今度)

そして、今回。

切羽詰まった感じでご相談がありました。

「旦那さんと意思の疎通がうまくいかなくて・・・」

かおりさんは現在産休中で、二人の小さな子供の子育て中。

働いていないとはいえ、そりゃ旦那さんにも少しは手伝ってほしいわけです。

でもそれを旦那さんに伝えると

「かおりはずっと家にいるよね?俺は一日中働いてるんだよ?」

と、手伝ってはくれるものの、機嫌が悪くなってしまうんですって。

タイプ6のかおりさんは大切な人の機嫌が悪いことがものすごいストレスなので、自分も機嫌が悪くなってしまい、子供にキツく怒ってしまう。

夫婦がお互いに「なんでわかってくれないの?」と感じていて、わかってほしいの投げ合いになってしまう。

そんな悪循環に悩んでいました。

自分軸のあり方も人によって違うもの

「私って本当に人の機嫌ばかり気にしてしまって、自分軸がないんです・・・」

とかおりさん。

そこで私の出番です。

この出来事は、かおりさんにとって何か大切なメッセージだと私は受け取ります。

外の世界に「わかってくれない」を感じているということは、「自分自身が自分のことをわかってない」ということなんですね。

外で起こっていることはその前に必ず内面で先に感じていることですから。

自分自身でダメだと思っているところってみんなあるんじゃないかと思うのですが、ここにかなり誤解があって、その誤解を解くことがより深く自分をわかり肯定することにつながるんです。

かおりさんの場合、

「人の機嫌ばかり気にしてしまう私はダメだ」

ここがその誤解です。

私はかおりさんに「人の機嫌を気にすることも才能ですよ」とお伝えしました。

人の機嫌が気になるということは、よく人のことを見ているということです。

実際タイプ6の人たちは優しくて、気遣いがある人です。

そしてタイプ6は人に対して最初は疑り深いです。

なぜなら怖がりで慎重派だから。

でもその疑り深さが「人を見る目」となり、本人を守る力となっています。

その一環として、人の機嫌が気になってしまう・・・があるのです。

だから、人の機嫌を気にしなくなったら、かおりさんのいいところまで薄まってしまうのです。

「だからいいんです。そのままで。

そんな気にしぃの自分がいつも見えないところから支えてくれているのだから、いつもありがとうと言ってあげてください。」

そう伝えるとかおりさんは

「たしかに!!そうです!!

今までなんとか自分軸を持たなきゃといろいろ勉強してきたのに変わらなくて、全然ダメだと思ってました・・・

まさかこのままでいいなんて!」

パァッと顔が明るくなりました。

「人の機嫌を無視できない、というのがかおりさんの自分軸なんですよ。

私は気にしてナンボだ!くらいに堂々としてください。」

とお伝えして、コンサルは終わりました。

そしてその3日後。

かおりさんからメッセージが届きました。

「この前のコンサルから夫の機嫌もよくて、私は気分がいいです!

昨日、家族で出かけた後に私が一人の時間を作りたいと言うと、夫はすんなり受け入れてくれて、私は一人でお昼寝できました😆

その間、夫が掃除機もかけてくれていた!←こんなの久しぶりです✨

夜ご飯も準備してくれました!

嬉しくてメッセージしました😊」

かおりさんが自分のありのままを認めたら、速攻で旦那さんがやさしくなりました。

これ、偶然だと思いますか?

でも、自分の欠点をダメなものとして見なくなると、パートナーの態度がなぜかやさしくなるってケースはとても多いのです。

肯定のエネルギーを発していると、周りからも肯定が返ってくるものなんですよ。

自分の内面を見ることをサボらない

つまり「なんでわかってくれないの?」は自分をわかろうとしてないサイン

なんですね。

外に理解を求め、それがうまくいかない時、自分が自己理解をサボってないかどうか立ち止まる時です。

自分の代わりに自分のことを誰かに認めてほしい。

そうなっていると思います。

とはいえ・・・、やっちゃうよね!やっちゃう!!

でも、やっちゃってもいいんですよ。

ちょっとやりすぎだよ!って時は、かおりさんのようにちゃんと外の世界がサインを出してくれるから。

なので、何かがあって苦しいのだとしたら、外の世界からどんなサインが来ているのか見てみるといいです。

自分のダメだと思っているところに「そのままで大丈夫だよ」と言えるきっかけがそこにはありますよ。

とはいえ、ダメなところと思っているのにそのままでいいなんて、決して理想ではないと思います。

でも、理想通りでない、都合の悪い自分自身を深く認めるからこそ、そこには愛があります。

ここに取り組んだ時、私は愛するってどういうことなのか初めてわかった気がしました。

そんなふうに自分を深く理解していく手始めとして、エニアグラムのタイプを知ることは本当におすすめです。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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