上は下だし、下は上

この記事のタイトルは先日ふと湧いた言葉です。

どういう意味かな?とそのまま頭の中で展開していったことを書いてみようと思います。

古い価値観を見直してみる

人と自分を比べる世界にいる時、優越感を感じたり、自分を卑下したり、ということはよくあると思います。

自分よりもずっと先を行っている人を見て、落ち込んだり、逆に自分が人より先に行っていることに優越感を感じたり・・・

と、ここまで書いていて、なんか昭和の価値観やな・・・という実感が・・・笑

でも実際、昭和から平成にかけて、多くの人は上へ上へと、頑張ってきたように思います。

学生の時も、社会人になってからも。

そして、無意識に自分の中で上下を作ってきました。

この人は私より上、とか、この人は下、とか。

もう本当にこういうのは古くなってしまいますね、これからもっと。

新しい時代の価値観を創造していこう

これからの価値観は「上は下だし、下は上」ということなんじゃないでしょうか。

自分が下に見てしまったりする存在って、実は深いんだよなぁって思うんです。

例えば、お子さんのいる方なんてそうじゃないですか?

下に見るというとちょっとニュアンスが違うかもしれないのですけど、自分の子供って、守るべき存在なので、自分の管理下に置き、コントロールしますよね。

コントロールといっても、必要不可欠な部分もあれば、過剰になったり不足していたりが入り混じっているものだと思うのですが・・・

親から見たときに、本当は子供の方が上手というか、やはり「深い」ことが多いのではないかと思います。

いろんな方のコンサルをする中で、そんなことばかりだよなぁと感じますね。

お子さんじゃなくても、例えばバカにしてきた旦那さんの深さに気づいてアイタタタ〜みたいなことだってあります。

愛情がないと思っていた親の深い愛に気づいて号泣とかね。

それこそ、モノの見方ひとつで、世の中がひっくり返っちゃいます。

みんなで存在している

かく言う私は数年前までずっと自分の姉のことを完全に下に見てきました。

自分よりできない、だめな人、と言うことで。

でもある時、姉の存在のとんでもない深さに気づき、降参したのです。笑

この人、すごいんやわ!って。

私が浅はかでした、すんません、ってね。

そもそも上ってなんやねん、ということになりました。

確かに世間一般の学力や行動力やコミュニケーション能力などについては、明らかに私の方が長けています。

しかし私にはない、「深さ」が姉にはあるのです。

「ダメな人」として存在できる凄さ、と言ったらいいのかな〜

こんなに人に成長や気づきを生きているだけで与えるなんて、すごいな〜と思うのです。

そんな姉がいなければ、私は到底気づけなかったことに気づかされています。

とても敵いませんね〜笑

私みたいなタイプ、姉みたいなタイプ、いろんなタイプがいて、「みんなでバランス取り合って存在している」んだなぁって本当に思いますね。

これね、頭でわかっているだけだと何も動かないのだけど、体感できた時に色々起こるんですよ、本当に。

自分の中で、世界が一つになるから。

だから、上とか下とか、強いとか弱いとか、優とか劣とか、どっちもそのまま存在していいということですね!

そこを認めた上で、どう生きようかということでしかないのですよね。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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