私の冥界くだり#5「本当の願望実現へ」
人生、昇るばかりでなく、自ら降りるべき時がある。
それが更年期という世代。
降りるのは自分の心の中。
そして人生の暗部。
その中からずっと見つけたかった自分だけの本当の光をすくい上げ、人生の後半を「私は私でよかった」と納得して生きるため。
私が更年期の世代に入ってから体験したことを5回の記事に分けて綴ります。
いよいよ最終回です。
の続きです。
一番変化したこと
心の闇の居場所が自分の中にできて、生命力として扱い始めてからというもの、私の中に根強かった不安があまり感じられなくなりました。
もちろん時折顔を出しますが、「お〜今日もエネルギーが湧いてるな!」と不安をそのまま認めると、続かないのです。
あとね、本当にここは変わったなぁと思うのは、例えば人から私の賢さみたいなところを褒めてもらえるとするじゃないですか。
「敬子さん、本当にすごいね〜」とか。
以前はそういう時に、もちろん嬉しいのですけど、どこかで後ろめたい感じがあったんです。
優秀な部分だけを見せて、褒めてもらったけど、私は自分の愚かさを恐れているわけですから、「本当は私は愚かでバカなんだ」と思っているわけですよ。
だから、褒められると「バカがバレないようにしなければ」となるわけです。笑
ですが、最近は、褒められた時に「おかげさまで愚かな私と賢い私がコンビでやらせてもらってます〜!」という感覚で受け取れるんです。
バカを隠さなくてよくなったので、プレッシャーから解放されました。
とはいえ、かしこい私でいたいことには変わりがありません。
今もバカな自分は好きじゃなくて、それでいいと思っているんです。
だって生命力だしね。
好きじゃない自分が内側に存在していることこそがあるがままの自分だとも思います。
少しはあるがままの自分を愛せているかしら?と思う今日この頃です。
願望実現の方向がこれからは反転する
闇の中に光を発見していくとそれまでの個人的な願いなんて、ちっぽけなんじゃないの?という気がしてきました。
ちっぽけなものもあっていいですし、なくなりませんけど、そこへの執着が大きく減ったような気がしています。
冥界くだりの途中からは、世界の側からわかりやすく「あなたの行き先はこっちだよ」と知らせが届くようになったので、その通りに行くだけ、と今は思っています。
世界は、人や物を介して知らせをよこすんです。
(それに気づかないとしたら闇を見てないから)
その導きを辿っていくと「あぁ、本当に私が望んでいたことはこれだった」と初めて気づくことができる。
それは「私の望み」というより、「私を通してもっと大きなものがそれを望んでいる」みたいな不思議な感覚もあって、そこに忠実でいると自然と流れができていきます。
そう思うと、「私」とは、「世界の側」なんじゃないか・・・って思うことがよくあります。
だって、「この私」の思うようには全然ならなくて、世界の方に意志がある気がするから。
その意志は、他人じゃなくて私に働きかけているので、「私」なんじゃないの?って。
2021年は夢中でその世界からの知らせを受け取り、心の陰陽統合コンサルティングが出来上がりました。
なかなか女性性と男性性がいいコンビネーションで動いてくれたと思います。
ここにきて思うのは、男性性が主役すぎる今までの願望実現は廃れ、新しい時代の女性性が土台となる真の願望実現(真の男性性とも言えるかも)に生まれ変わるのではないだろうかとということ。
それは「今までと方向が全く逆」ということです。
闇に降りていくと、そこには必ず光を見出すことができます。
(何度も言うけど、闇と一体化するのではない)
その光を追っていくと、降りてたはずなのに気がつけば昇っていて、その昇りは生きてる実感を伴う生命力に満ち満ちた「今」の連続になっていくのです。
そしていつでも闇は内側に存在し、大きくなる時もあるけれど、居場所さえあれば、生命力として扱えるのです。
それが決して枯れない自己循環です。
昇りたかったら、降りようよ。
私はそう言いたいがためにこのシリーズを書いてみたというわけです。
更年期は生まれ変わりのタイミング
5回にわたって書いてきた「私の冥界くだり」はひとまずここで終了です。
ですが、現実の世界で私の冥界くだりは今も継続中。
更年期とは、生まれ変わりのタイミングですから、50歳半ばまで続くのでしょう。
女性性はゆっくりゆっくりと進んでいくのです。
あ、でも最後は冥界に戻っていくのだから、一生くだり続けるのかな。笑
閉経を迎え、出産できる身体を卒業するということは、新節の始まり。
その意味で、閉経はとてもめでたいこと。
私も閉経を迎えた際にはお祝いをしたいなと思っています。
女性の持つ神秘性が、更年期を機に身体から精神へとシフトしていくのですから。
更年期世代の皆様、そして何年か先に更年期が待っている皆様。
更年期が私たちに与えてくれる豊かさを共に分かち合っていきましょうね!
そして、男性の皆様。
男性の中にも内なる女性性がいて、リスペクトされるのを待っていると思います。
女性性に悩む男性ともぜひ分かち合いたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
書けていない事がたくさんあるので、また書きます!
以上、めでたく50歳を迎えた奥敬子でした。
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